急に寒くなりましたね

「秋」を通り越して「冬」になってしまったような。

そんななか6日は「新潟」へ日帰りで出張してきました。
もう初雪も来ているとのことで覚悟して行ったのですが、思いのほか寒くは無く天候に恵まれました。
でも日が短くなって講座が終わる17時にはもう暗くなっていました。
「ご縁」を頂いて何度か足を運んでいるのですが、「上越新幹線」のおかげ(せい)で大抵は日帰りです。
お酒も魚も美味しい所なのにホント残念です。

「もう今年もあと2ヶ月ですね」と会う人毎に挨拶を交わしながら、月日の経つ早さが半ば恐ろしいような思いで身に沁みます。
毎日を「忙しく」生きることと「充実して」生きることは本質的に違いますよね。

毎晩、ウイスキー(サントリーの「角」が好き!)を飲みながら(このところ寒いのでホットウイスキーです)、寝しなに本を読みます。
昨夜は夏樹静子さんの「白愁のとき」という本を読みました。

「アルツハイマー病」に罹患したことを知った働き盛りのデザイン事務所所長設計家の生き方を描いた作品です。
世界全体では65歳以上の約10%になんらかの病的痴呆が出現し、ときに50代、40台の人にも起こる場合があるといいます。
この作品では本人が望んで「病名告知」を受けます。
近い将来創造的な精神活動が不可能となり、日常生活の自立すら困難になり、その変化すら自覚できなくなる
・・それを知ったとき、思い出すら失って人はそれからの人生をどう生きるのか。

「寿命」が伸び90歳、100歳と言うけれど、自分の「精神余命」はあとどれだけあるのかと考えたとき、
あせっても仕方ないけれど、絶え間ない時間の流れの中でどう日々を生きていったらよいのか「答え」を出すことは難しいことです。